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マラソン

東京出身が嫌われたあの時

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.149

「お前はどこの出身だ?東京か。こっちの人間じゃないんだな。おれ東京嫌いだからもう顔出すな!」新入社員のとき、初めて赴任した、とある地方都市で担当した会社の社長に言われました。そこの都市に私は住んだことがなかったので土地勘もなく、仕事も分からず、とにかく不安しかない中で言われました。とてもショックでした。

その時、当時の職場の先輩に言われたことは「辛いかもしれないが、可能な限り通い続けろ」というアドバイスでした。私は、深い意味も分からず、とにかく毎日通い続けました。もちろん、その社長には会わせてもらえません。それでも毎日通いました。留守の時は、名刺に思いを書いて受付の方に渡し続けました。それから1ヶ月、何の連絡もありませんでした。でも、会社に入ること自体は怒鳴られていないと開き直って通い続けました。更に1ヶ月ほど過ぎたころ、突然社長室に呼ばれ、「お前はしつこいなと」言われながら、お話しをさせてもらうことができました。その社長は、きっとあの新人も、すぐに根をあげて上司が飛んでくるんだろうと思っていたそうです。

この社長は、以前、地元出身ではなく本腰が入っていない社員が担当していて、とても嫌な思いをされたそうです。それから、このように新しい人を毛嫌いしていたのだそうです。その後は、色々な協力やアドバイスをもらい、可愛がってもらいました。

心理学用語に単純接触効果(ザイアンスの法則)というものがあります。例えば
①30分間の雑談を行う
②10分間の雑談を3回行う
比べると、同じ時間を接していながら、②の方が交流を深められるそうです。

当時、私にアドバイスをくれた先輩はこの効果を経験上ご存じで、アドバイスをしてくれたのだと思います。どんな相手の方でも、気持ちを込めて伝え続ければ、必ず伝わると思います。

数年後、異動の事例が出てこの赴任地を離れる時、その社長にご馳走になったお寿司がすごく美味しかったことを今でも覚えています!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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