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横からの感謝が“真の”成長をもたらす

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.46

米国で、とある事件に端を発し差別が大きな社会問題となっています。これについては、様々な歴史的背景があり、解決方法を探すことは一筋縄にはいかない状況です。自分の立場をよくするために他人を攻撃するこの構図は、組織の中でも様々な形で起きているのではないでしょうか?

組織において、自分のために他人を攻撃してしまうこの構図を引き起こす要因の一つに、“褒められることに依存する組織の文化”があるかもしれません。

心理学者のアドラーは、人を育てるときに「上から評価して褒める」ことを否定します。褒めることは相手の自律心を阻害し、褒められることに依存する人間を作り出してしまうと。組織や共同体への貢献を「横から感謝されたとき」にのみ、人は自律的に成長していく勇気が持てるとアドラーは述べています。

組織は組織の目的を実現するために存在しています。メンバーは、その目的を実現するために集まり、力を合わせます。この貢献がクローズアップされる組織文化が大切だと思います。“褒められることに依存する文化”を変えて、メンバーの自律的な成長ができる組織を作り、力を合わせて組織も成長していきましょう!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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