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ありのまま ≠ 今のまま

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.16

数年前に大人気となったディズニー映画の主題歌『Let it go』の邦訳として、ネイティブが実際にこの言葉を使うときの意味とは少々違うようですが、「ありのままで」のフレーズが、一気に有名になりました。

組織の力を強くしていくことを考えたとき、メンバーそれぞれの個性が活かせる組織文化、組織の仕組みを作っていくことが大切だと思います。すなわち、メンバーが「ありのまま」の個性が出せる組織です。猛スピードで変化し、様々な要素が複雑に絡み合って、なかなか正解が見つからない今の社会に対応していくためには、色々な力をもった人材が必要です。

「ありのまま」という言葉を使うとき、よくある行き違いとして、「今のまま」として使われることです。みんなそれぞれの持っているもの、そして、持っていないことも含めて、それでいい。ただ、これからも今の自分のままでいればいいということではないはずです。

一人ひとりが日々“成長”していかなければ、変化の速い今の社会の中で、新しい価値を提供し続けることはできません。昨日の自分を超える努力は、日々必死にやっていくことが必要です。パナソニック創業者の松下幸之助は、「石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない」と必死に努力することの大切さを説いています。

そのための出発点は、まず、「目的」を明確にすることです。目的を明確にして、メンバーが昨日の自分を超える努力を積み重ねていくことで、組織を強くしていけるのだと思います。そして、その先の社会も変えていけるのだと思います。2030年のSDGsの目指す”持続可能な社会”も実現できるのではないでしょうか。

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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