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少数意見も組織の成長につなげる

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.99

千葉県松戸市が「人権尊重緊急宣言」を発表しました。宣言では、新型コロナウイルスの感染者や、医療・介護関係者、またその家族への差別や偏見、いじめに反対する内容です。これまでも日本各地の自治体が、このような差別や偏見、いじめをやめるよう呼びかけてきましたが、残念ながら未だに傷ついている人が後を絶たない状況です。

私たちは、十分な根拠もなしに偏った意見をもって、それにより差をつけて不利益を与える行動を行ってしまいがちではないでしょうか。

人間社会でなぜこのような偏見や差別が起きてしまうのか。社会心理学の観点からは、「自尊心」すなわち「自分が人より有利になりたい、偉くなりたい」という心理から生じると考えられるそうです。自尊心が満ち足りていない人が、自分とは違うタイプの人を差別して、自分の方が上だと思うことで相対的に自尊心を補う。

社会心理学では、自らの味方を「内集団」、それ以外を「外集団」と呼び、特に、少数派である「外集団」に対する偏見と差別が行われることが多いそうです。

日本人は諸外国と比較して、自分が社会の中で「普通」だと考えることで、安心感を得る傾向が強いそうです。自分が”多数=普通”と考えたい気持ちが強く、自分と異なる意見を敵と考えて、排除することにつながってしまいがちです。確かに、民主的な多数決をもって、組織の意思決定をすることが必要な場合が多くありますが、これは多数ではない意見を排除することとは全く違うということを、私たちは改めて認識するべきだと思います。このような少数派かもしれない多様な意見が、組織の成長につながります。

自ら考え、そして、「寛容」「討論」「譲歩」の姿勢を常に意識して持ち、相手を尊重し合うことで、組織は大きく成長していけるのだと思います!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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