日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.134
みなさんは、組織のメンバーとしてまたは個人として、日々新しいことに挑戦されていると思います。挑戦することは、そのこと自体とても勇気のいる素晴らしい行動だと思います。
この挑戦は必ずしも成功するとは限りません。むしろ、最初はうまくいかないことの方が多いかもしれません。うまくいかなかったことをどのように考えるかが、その後の行動に影響してくると思います。
ドイツの哲学者ニーチェは「仕事を終えて、じっくりと反省する。一日が終わって、その一日を振り返って反省する。すると、自分や他人のアラが目について、ついには鬱になってしまう。自分のダメさにも怒りを感じ、他人を憎たらしいとさえ思ったりする。たいていは不快で暗い結果にたどり着く。疲れているときは反省をしたり、振り返ったりするべきではない」と著作の中で述べています。
ネガティブな気持ちになり、それを引きずってしまうようなことは避けるべきであるということを私たちに伝えています。
さらに、右脳には「良いこと」と「悪いこと」を判断しないという特徴があり、自分が注目したものを再現しようとする傾向があるそうです。「あの時うまくいかなかった」「あれがダメだった」とマイナス面だけを捉えて、ネガティブな感情を持ち続けてしまうと、右脳はこのネガティブな状況を再現してしまうのです。反対に言えば、ポジティブな面を考えていれば、ポジティブな内容を再現しようとするということです。
とはいえ、挑戦をして成功しなかったとき、次にどうしたら成功するかを考えることは、必要だと思います。ただ、次の課題が見つかったら、もう忘れる。そして、意識を次の挑戦に向ける。成功しなかったことを考え続けるのではなく、前を向き続けてポジティブな思考でいることが重要だよ!という偉人の教えですね。
この記事を書いた人
遠藤 直哉