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真のダイバーシティ&インクルージョン

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.106

ダイバーシティ(Diversity)という言葉を経済誌などでよく見ます。ダイバーシティとは日本語で「多様性」という意味です。そして、この言葉は「受容」という意味のインクルージョンと共に「ダイバーシティ&インクルージョン(Diversity&Inclusion)」という表現で使われ、これからのビジネスのカギの1つであると説明されています。

従来の日本型雇用システムは、前提として均質的な組織があり、それをマネジメントしていくことが合理的であると考えられていました。そのため、組織のメンバーも均質であることが求められていました。協調性を重んじる日本では特に同調圧力が強くあり、人と違う意見を言うことをためらいがちになり、“場の空気を読む”というようなことが当たり前のように行われていました。このような環境では、個人がそれぞれ持っている能力、意見、アイデアなどは発揮されることはなく、組織に取り入れられることはありませんでした。

社会が多様化・複雑化しているマーケットにおいて、組織が存在し続けるためには、このようなスタイルでは生き残っていくことが極めて難しい状況となりました。メンバーの能力を引き出し、メンバー間のシナジー(相乗効果)を生み出し、力としていくことができること。これが、現代のマーケットで組織が存在し続けていくために必要になっています。このような状況が、「ダイバーシティ&インクルージョン」が求められている背景にあります。

この「ダイバーシティ&インクルージョン」は、とても大切な視点で、これから積極的に進めていく必要があると思います。この多様性からのシナジーを生み出すためには、ただ、多様な人材を採用し自由を認めるのではく、組織のビジョンを共有し、そこからうまれる信頼関係に支えられた“真の”コミュニケーションを図ることができるような“組織文化”の醸成が必要だと思います。

人材の採用に力を入れていることで知られているウォルト・ディズニー・カンパニーの採用では、他の会社で最初に実施する書類選考はせず、入社希望者全員に対して、テーマパークの業務ビデオを流し「夢と魔法の王国」の裏側の理解をさせるのだそうです。大半の入社希望者は「客のままでいよう」と考えて選考を辞退するのだそうです。本心から組織の理念に賛同する人のみを採用段階から選抜しているのです。組織の価値観で一貫された組織文化の醸成が大切だということが分かります。

「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉だけが躍ることなく、メンバーが能力を発揮し、その力を集めて組織として社会に貢献していくための合言葉にしていきたいですね!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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