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客観的なもう一人の自分を作る

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.76

とある地方でかつて、大きな住民問題が起きており、賛成派と反対派が二分していました。その状況で、住民の声を代表する議会も賛成派と反対派の議員に分かれていたそうです。結果として、反対派が多数となり、その議案は否決されたそうです。

その後、私の知人が、双方の関係者に、その意見の理由と善後策の案を聞きに行ったそうです。その際に関係者から聞いた言葉は、

「相手と深く話したことがないから、相手の考え方はよく分からない」

だったそうです。

利害関係が複雑に入り組んでおり、結論ありきで、ただ主張していた人もいたのだとは思いますが、組織の中で、自分と違う意見や主張である人と「対話」をすることに、私たちは抵抗を感じることが多いのではないでしょうか。意見が異なる時に、感情的になりがちで必要以上に相手を攻撃してしまう議論が下手な点と、必要以上に人格が否定されたと感じてしまう私たちの習性が関係していると思います。

感情的に相手を攻撃してしまったり、必要以上に否定されたと感じることなく、「対話」ができるようになるために、“メタ認知”という要素が効果的なのではないかと思います。“メタ認知”とは「自分の認知活動を客観的にとらえる、自らの認知を認知すること」を指す心理学用語です。“もう一人の客観的な自分”から、自分を見るイメージです。心理学用語ですが、ビジネスにおいても重要視されている要素です。
自らを客観的に振り返ることが出来れば、

「自分は、賛成だと考えるが相手は反対だと考えているようだ。自分の主張の理由が相手に正確に伝わっていない可能性がある。一度、相手の意見を聞いた上で、理由を話してみよう。」というように考えることができるはずです。

意見が違う相手がいたとき、目指していることは何なのか?自分たちが目指す“ビジョン”は何なのか?と常に“もう一人の客観的な自分”から問いかけてもらうことを習慣にすることで、有意義な「対話」ができると思います。

今日も、相手を大切に思いながら「対話」をしていきましょう!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

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