“信念”を少し脇に置いてみる | オンライン研修、オンラインチームビルディングの組織文化Lab  

オンライン研修、オンラインチームビルディングの組織文化Labオンライン研修、オンラインチームビルディングの組織文化Lab

column組織文化コラム

ホーム組織文化コラム“信念”を少し脇に置いてみる
綱引きの綱

“信念”を少し脇に置いてみる

日本を元気にする!運動会屋遠藤のつぶやき Vol.19

“信念”とは、「正しいと信じ、堅く守る自分の考え」と定義されます。自分が個人的に正しいと信じる事柄を指しています。客観的な基準や社会的な制度とは関係なく、それぞれ個人が正しいと信じている考えを指し、英語では、「believing(信じること)」「belief(信じていること)」になるそうです。ちなみに、近い言葉として、“信条”がありますが、“信条”とは、「正しいと信じ、堅く守っている事柄」と定義され、個人的な考えは含まれないのだそうです。英語では、「credo(クレド)」などになるそうです。

“信念”をもつことは、とても重要です。みなさんも毎日の生活の中で、様々な困難を乗り越える際に、強い“信念”が必要だと感じることは多いのではないでしょうか。

ところで、以前、この欄で、強い組織をつくるためには、メンバーが“ありのまま”の個性を発揮できる仕組み作りが必要。そして、“ありのまま”は“今のまま”という意味ではなく、日々、成長していく努力が必要ですと書きました。この、日々の我々の“成長”を止めてしまうものが、実は、我々一人ひとりの中にあると言われています。それは、“信念”や“価値観”と言われる強く信じる考えです。必要とされるはずの“信念”が一人ひとりの“成長”を止めてしまうとはどういうことでしょうか?

私たち一人ひとりの中には、若い人は経験が足りないからできるわけない、とか、全て論理的に解決しなければいけないなどという、強く信じる考えがあります。この考えが、“変化”を妨げ、“成長”を止めてしまうのです。成長していくには、常に変化している社会に対応して、自らも変化する必要があります。

そのために、大切な“信念”を少し脇に置いて、人の話を謙虚に聞いて学び、様々な情報を一度受け入れてみる姿勢が大切になります。

竹はとても早く成長します。竹には60前後の節があり、その数は、筍であるときと変わらないそうです。そして、その節の間に成長する部分があり、この部分が一斉に伸びるので竹の成長は早いのだそうです。ですが、ある程度の高さになると止まってしまい成長が止まってしまうそうです。
強い“信念”をもちながらも、それを少し脇に置き、変化を受け入れていくことで、人は、竹とは異なり、いつまでも“成長”し続けることができます。

この姿勢を持ち続けていくことで、一人ひとりの楽しさや満足感が増え、チームとしてのパフォーマンスも上がると思います。今日も、昨日の自分より成長しましょう!

 

この記事を書いた人

遠藤 直哉

今すぐ、
組織文化を見直そう。